卒制の日々.4 白紙に戻る
2016-12-11


 卒業制作個人面談当日。場所は吉祥寺校4号館二階、ギシギシ床が軋む木造の建物だ。担当は薮内先生。この日のトップバッターで11時40分からスタートした。今までの進捗の説明や、250mmドームスクリーンでのデモンストレーション、いまひとつ腑に落ちていないことや、過去の作品を見てもらってそこからヒントを見出せないかなど、さまざまなディスカッションをした。次の学生に少し待ってもらいつつ、14時10分に終了。予定を30分オーバーして、この日の面談は終わった。

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 結果的に、エフェクト映像はそれ以上でも以下でもないから、とりあえず止めということで…ほぼ白紙状態に戻った。ディスカッションの中で出てきたのは、パーソナルな焚き火を作ってはどうか、贈れる焚き火って何かをということ。「3Dの焚き火が実現できたら室内で焚き火を楽しめる」がそれまでのFIREriumの基本的な考え方でもあったから、ひとまずその辺を探ろうということでお開きななった。

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 とりあえず方向性は決めたものの、正直なところ、3Dのようなバーチャル映像などを卒業制作にしていいのか、自分がやりたいことなのかという不安がつきまとっている。今までの経験をベースに、素直に『焚き火ブック』など印刷物を作品にしたほうがいいのではないかと…
 面接後も、闇の中から抜け出せない自分であった。年明けの1月14日が卒制事前展示。完全な完成品ではなくても良いみたいだが、イチから作っていくわけだから、果たして、卒業制作展までこぎつけられるのだろうか?気持ちは焦るいっぽう、不安は募るいっぽうである。

[卒業制作]

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