課題2は葛飾北斎だ!
2014-04-20


 日本美術史の課題2は「江戸時代の庶民文化の華とも称される浮世絵、その中から任意の一名を選び、作品を挙げて特質を論じなさい。なお肉筆画と版画の役割、技法、時代背景、国際交流などの観点を理解した上で課題を進めること」。1人を選んで論じよとあるので、好きな浮世絵師、葛飾北斎か東洲斎写楽かでちょっと迷ったが、技法や時代背景、国際交流がらみでレポートをまとめるとなると、写楽の場合あまりにもその活躍時期が短すぎる。ここはやっぱり『富嶽三十六景』の北斎でまとめることにした。

 北斎の代表作といえば、なんといっても『富嶽三十六景』。その中でも、「神奈川沖浪裏」、「凱風快晴」は、現代アートのようなインパクトがあり好きな作品だ。教科書では。尾形光琳と同じグループにジャンル分けされている。二年前に仙台博物館で本物を見たけどやはりスゴイ迫力があったし、グラフィックデザイン的なところが北斎と通じるところがある。『富嶽三十六景』のその当時の本物をまだ見たことがないが、上野の東京国立博物館に所蔵されているらしい。機会があったら 是非みたい。

 で、どうまとめるかだ。北斎の略伝、特徴、時代背景はもちろんだが、浮世絵とはなにかということも語らなくてはいけないし、国際交流といえば、19世紀後半にフランスを中心にヨーロッパを席巻した日本趣味「ジャポニスム」も絡めないといけないかな。とりあえず、webで資料収集から。

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 写真はアマゾンで買った中古本。浮世絵全体を概観するために、「カラー板浮世絵の歴史/美術出版社」「Pen 2014新年合併号/浮世絵の正体」と学研ムック「今、浮世絵が面白い!」の葛飾北斎編、喜多川歌麿編、歌川広重編、東洲斎写楽編。北斎だけ買えば事足りたが、 きょうみがあったので、歌麿、広重、写楽も買ってしまった。
。Penの「浮世絵の正体」はおすすめ。ざっくり浮世絵とはなにかが概観できる。一冊+学研ムックの浮世絵師の一冊があれば、レポートが書ける。

[日本美術史]

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